宮内ひかげの魅力を語らせてくれ のんのんびより感想Part.1
2021年3月、のんのんびよりがとうとう完結してしまいました。寂しい限りではありますが、これまで作品に携わっていただいた関係者の方々には本当に感謝をしてもしきれません。素敵な作品をありがとうございました。
さて今回はれんげの姉、宮内ひかげ(通称「ひか姉」)の魅力を熱く語らせていただこうと思います。私の一番好きなキャラです。完全に一人のオタクである私の主観で喋ることになりますのでご了承を(笑)
まずは簡単にプロフィールを紹介します。
本名:宮内ひかげ
年齢:高校1年生ではあるが誕生日が明かされていないため不明(15か16)
声:福圓美里さん
元は同作者の別作品「こあくまメレンゲ」の登場人物『ひかげ』でしたが、目つきがれんげに似ていることから本作品にも『宮内ひかげ』として登場させることになったと言われています。
また、ひかげは東京の学校に通っており、本作品では盆や正月といった帰省のシーズンにのみ登場することになっていますが、逆に東京ではいつも「こあくまメレンゲ」の主要キャラである『久遠春風(くどう はるか)」と一緒にいることから、
普段の東京でのひかげ→こあくまメレンゲ
田舎に帰省したひかげ→のんのんびより
でそれぞれ見ることができるようになっているのかもしれません。
ひかげの魅力その① キャラの立ち位置
さて、早速本題に入りますが、ひかげは本作品において非常に微妙な立ち位置にいるように思えます。
れんげの姉ではあるものの、どちらかというとれんげの姉といえば一穂の方が登場頻度が高く、そちらのイメージが強いかもしれません。また、劇場版の「ばけーしょん」において、れんげ、夏海、小鞠といった子供グループと、このみ、楓、一穂といった大人グループに対してどっちつかずだった様子が描かれており、姉妹の真ん中なだけでなく本作品のキャラクター全体でも年齢的に真ん中に位置していて、なんか少し中途半端なポジションなのかもしれません。
また、れんげたちの前では都会風を吹かせることが多いですが、元々田舎育ちであったために話題は大したことのないものが多く、東京育ちである蛍に惨敗してしまいます。自分の持っている個性である都会風吹かしもこうして蛍に押しつぶされ、キャラが中途半端になってしまっています。
しかし、これこそがひかげの魅力を光らせていると思うのです。
中途半端な立ち位置にいるからこそ、周りに振り回されることが多く、実際そんなような描写が度々登場します。例えば夏海のせいでトラブルに巻き込まれて、しかも一緒に怒られたりだとか、逆に歳上のこのみにはエグいやり口で脅されたりとか。
アニメ3期の10話でこのみがひかげにお年玉をあげて一瞬喜ばせた後に「大人じゃない私がひかげちゃんにお年玉をあげたんだから、ひかげちゃんも歳下の子たちにお年玉をあげなきゃね(ニッコリ)」とやったシーンは印象的でしたね(笑)
このようにひかげは所謂やられ役というか汚れ役を引き受けているところがあって、そこが大変ギャグ要素が強く、一部のファンからはひかげが登場する回は神回確定演出だと言われているほどです。
れんげに「そすんさー!」とか「バブバブ………」なんて言わされたりしてる回も結構有名ですよね。
でですよ、汚れ役なんて普通なら恐らくやりたがらないものだと思うんですよ。周りに振り回されて、歳下と歳上の板挟みで、人によってはガチギレ案件か病み案件ですよね。しかしひかげはそうじゃなくて、ちゃんと乗ってくれたり、もしくはちゃんと突っ込んでくれたり、怒ることはあっても雰囲気は壊さないで、ちゃんと最後は面白話で終わらせてくれたりします。これを見るに、ひかげはとても優しい子なのではと思います。とすると周りのドタバタとひかげの優しさが組み合わさって面白エピソードが発生しているということになるので、もしかしたらのんのんびよりのギャグ回においてはひかげの優しさに支えられて成立しているとも言えるかもしれません。
ひかげの魅力その② 実は意外と見栄っ張り?
ひかげの服装って、なんかちょっと他のキャラと比べて派手な気がします。それも小学生の頃から。公式設定には触れられてないですが、ひかげは結構お洒落が好きなのでは?と感じさせられます。こまくまではお洒落など全く興味がないような描写がされていましたが、いやいやめっちゃ色んな服着てるやんって感じですよね(笑)
また、沖縄旅行が決定した時もれんげの前では旅行に関心がない感じを装ってましたが、れんげが部屋から去った途端に一穂にジャンピング土下座をしてまで「行きたい行きたい行きたい行きたい!連れてってください!!」と駄々をこねて必死のお願いをして、本当は自分も行きたい気持ちを妹の前では隠したりしてました。姉として、妹の前ではそのような見っともない姿を見せたくないという気持ちがあったみたいですね。しかしれんげに見つかってしまい恥をかくことになりました。このシーンも最高に面白かったですね。
あとは先述した都会風を吹かして惨敗したシーンもなんか、ひかげがカッコつけようとすると何かしらの邪魔が入って失敗に終わるところが面白いですね。
このように、ひかげの見栄っ張り?な部分も人間味があってとても好きですが、結局ほとんどが失敗に終わってそれがギャグ要素となり、これもまたひかげが登場する回は神回確定演出だと言われる所以なのかもしれません。これもまたのんのんびよりという作品を支えている要素の1つと言えるでしょうか。
まあ他にひかげの魅力を挙げるとするならばお年玉を欲しがるシーンの意地汚さなんかが人間味があってとてもよかったなと思ったり。(先述のように後にこのみに返り討ちにされるのですが)
このように、ひかげは大変ギャグ要素の強いキャラクターとなっており、それこそがひかげの魅力なのではと私は考えています。私は面白い女が大好きで(以下略
皆さんもまたのんのんびよりを見る機会がありましたら、是非ひかげにも注目してみていただけると私は幸いです。また、のんのんびよりには他にも個性的なキャラクターが沢山いますので、是非皆さんも自分の好きなキャラを見つけてみて、楽しいのんのんライフを送ってみてはいかがでしょう!
そんなわけで、お相手は私、なまがきでお送りいたしました。
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